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カテゴリー: スーパーコピー時計

LFのカタログに永久定番として加わったクラシック・オートは、

独立系時計ブランドとして15年の歴史を持つローラン・フェリエが、クラシック・オートをレギュラーコレクションに加えることを決定した。その記念すべき新作として登場したのが、アイシーブルーのダイヤルが印象的なクラシック・オート ホライゾンである。本作は、2024年のGeneva Watch Daysにあわせてセリエ アトリエシリーズとして発表された最新モデルをベースにしたもの。前作サンドストーンで用いられていた銅色のダイヤルを、澄み渡る空と移ろう光に着想を得たラッカー仕上げのブルーに変更し、より洗練された印象へと昇華させている。

このモデル名に聞き覚えがあるとすれば、それもそのはず。クラシック・オートはその名のとおり、スポーツ・オートに初めて搭載された自動巻きムーブメントLF 270.01から名付けられているからである。このモデルでは、スポーティなスポーツ・オートに採用されていたマイクロローター式ムーブメントを、クラシック・コレクションへと持ち込み、ローラン・フェリエのスポーツモデルと、ヴィンテージに着想を得たシグネチャーデザイン=“ガレ”シェイプの優雅さをつなぐ存在となっている。40mm径のステンレススティール製ケースは、ローラン・フェリエらしい滑らかな曲線を描いており、その美しさは19世紀の懐中時計にルーツを持ちながらも、現代的にアップデートされた造形美として高く評価されている。


とはいえ、真に目を引くのはやはりダイヤルである。柔らかなグラデーションを描くホライゾンブルーが主役であり、光の加減によって繊細に表情を変える。ダイヤル中央にはサテン仕上げ、ミニッツトラック部分には円形のヘアライン仕上げが施されており、いずれも伝統的な装飾技法が用いられている。そして、ローラン・フェリエのデザインにおいておなじみのクロスヘアモチーフが文字盤を四分割。ホワイトゴールド製のアセガイ針とドロップ型インデックスが全体をまとめ上げ、端正でシンプル、それでいてひと目でLFとわかる佇まいに仕上がっている。

3時位置には、ダークブルーの縁取りが施されたスタンプ仕上げの日付表示窓が配されており、ローラン・フェリエのル・マンでのレーシングヒストリーを想起させる。ボンネットスクープやサイドベント、ターボインレットといった空力重視の自動車デザインを彷彿とさせるディテールである。また、6時位置のスモールセコンドは、クラシカルなスネイル仕上げが施されており、ダイヤル全体にもうひとつの奥行きを加えている。


時計を裏返せば、LF 270.01ムーブメントが全面に姿を現す。このキャリバーはローラン・フェリエを象徴するマイクロローター設計を進化させたものであり、ローターにはプラチナ製ウェイトを採用。そこには鳥の羽根から着想を得たエングレービングが施されている。ブリッジにはロジウム仕上げのコート・ド・ジュネーブが与えられ、隅々まで手作業で磨き上げられており、ローラン・フェリエのファンなら誰もが期待する完成度に仕上がっている。このキャリバーには、手作業による139以上もの仕上げ工程が必要とされ、そのすべてがローラン・フェリエの工房内で行われている。

 

ローラン・フェリエ クラシック・オート ホライゾンは通常モデルで、価格はピンバックルモデルが841万5000円、フォールディングクラスプモデルが869万円(ともに税込)となっている。

我々の考え
ローラン・フェリエは、決して派手さを追わない。彼のデザインは流行を追いかけたり、注目を求めたりするものではない。むしろLFの魅力はケースのプロポーション、控えめに施されたダイヤルのテクスチャー、そして手仕上げのムーブメントにおける研磨されたエッジや内角をなぞる光の動き、そうした細部にこそ宿っている。クラシック・オート ホライゾンは、まさにその哲学を体現した1本である。

今回最大のアップデートとなるのが、この“ホライゾンブルー”のダイヤルだ。そして、それは見事にハマっている。このブルーは、鮮やかすぎず、かといって強く主張することもない。いわゆる“ティファニーブルー”に寄りすぎない絶妙なライトブルーで、いま多くのブランドがつい手を伸ばしてしまうような色合いとは一線を画している。中央には縦方向のブラッシュ仕上げが施されており、ミニマルなレイアウトを損なうことなく、ちょうどいい質感と奥行きを加えている。シンプルながら、視線を惹きつけるだけの魅力がしっかりと備わっている。


もともとLFのクラシックラインは、日常使いにも向いたモデルだと感じていたが、この1本は特に“毎日身につけること”を意識してデザインされたように思える。ローラン・フェリエがこうしてカジュアルな方向に寄ってきたのは、とても興味深い動きだ。とはいえ、それはスポーツ・オートのようなわかりやすいカジュアルさではなく、あくまでブランドの美意識に根ざした、クラシックでエレガントなカジュアルさ。私が長く魅了されてきたLFらしさを保ちながら、日常のスタイルに自然となじむ、そんな1本に仕上がっている。

ここまで読んでいただければおわかりのとおり、私はクラシック・オートにすっかり惚れ込んでいる。それがついにブランドの定番ラインに加わったことを、心からうれしく思っている。それでもあえて“気になる点”を挙げるとすれば、ナチュラルエスケープメントが搭載されていないことだ。ローラン・フェリエといえば、アブラアン=ルイ・ブレゲが考案したナチュラルエスケープメントを実用レベルで取り入れてきたことで、私のような時計愛好家の心をつかんできたブランドである。もちろん、日常使いを想定したスポーティな設計においては、耐久性の高いスイスレバー脱進機を採用する判断にも納得できる。だが、LFの時計を本気で手に入れたいと思うとき、やはりそこにはナチュラルエスケープメントを期待してしまうのだ。最近では、ロレックスが独自のナチュラルエスケープメントに関する特許を取得し、この分野でも動きを見せている。そうした新たな競争が生まれる今だからこそ、ローラン・フェリエにはこの技術にもう1歩踏み込んで、ブランドの大きな魅力として再び前面に押し出してほしいと願っている。

基本情報
ブランド: ローラン・フェリエ(Laurent Ferrier)
モデル名: クラシック・オート ホライゾン(Classic Auto Horizon)
型番: LCF046.AC.CG1

直径: 40mm
厚さ: 11.9mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ホライゾンブルーの濃淡が美しいガルバニックラッカー仕上げのダイヤル
インデックス: 18kホワイトゴールド
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: トープカラーのゴートレザーに手縫いのステッチを施し、裏地には同色系のアルカンターラを使用


ムーブメント情報
キャリバー: LF 270.01
機能: 時、分、スモールセコンド、日付表示
直径: 31.6mm
厚さ: 4.85mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 自動巻
振動数: 2万8800振動/時(4 Hz)
石数: 31
総部品点数: 215

価格 & 発売時期
価格: ピンバックルモデルは841万5000円/フォールディングクラスプモデルは869万円(ともに税込)
発売時期: 今すぐ
限定: なし

ウィメンズスニーカー「プーマ モストロ フェイ(MOSTRO FEY) グローブ アトモス ピンク」が新登場。

“トゲトゲ”ソール「モストロ フェイ」シューズをアレンジ
「プーマ モストロ フェイ グローブ アトモス ピンク」14,300円
ベースとなるのは、プーマのスニーカー「モストロ フェイ」。1999年に発売されたプーマのベストセラーシューズ「モストロ」の特徴的な“トゲトゲ”ソールに、メリージェーンシルエットを組み合わせた1足だ。

「海岸」着想のアイボリーやスカイブルーで
「プーマ モストロ フェイ グローブ アトモス ピンク」14,300円
今回は「海岸」をテーマとし、砂浜を表したアイボリー、海のグラデーションを表現したスカイブルーとネイビーをアッパーに採用。インソールには3ブランドのロゴをそれぞれ配したほか、ストラップにはグローブのロゴを添えるなど、コラボレーションならではのデザインに仕上げた。

詳細
「プーマ モストロ フェイ グローブ アトモス ピンク」14,300円
発売日:2025年7月25日(金)予定
展開:アトモス ピンク各店、アトモス一部店舗及びオンラインショップ
サイズ:22.5~26.0cm
※7月20日(日)よりアトモスオンラインショップにて予約販売開始。

【問い合わせ先】
アトモス カスタマー
TEL:050-1720-8813

 
 
 

プラチナ×サーモンダイヤルの新作に話題をさらわれたかもしれないが、

パテック フィリップ カラトラバ8日巻を実機レビュー、この新しいカラトラバ8日巻も、なお憧れるに値する1本である。

 

ここ数年のパテック フィリップを注視してきた読者なら、カラトラバの新たなスタイルの台頭に気づいているはずだ。カメラのテクスチャーグリップに着想を得たデザイン、大胆なケースフォルムはヴィンテージのRef.3448を想起させる角ばったシルエットを持ち、そしてケースのミドル部分をぐるりと取り囲むクル・ド・パリ装飾が途切れることなく施されている。もしパテック フィリップを日常づかいする人で、もう少しカジュアルかつ素朴な雰囲気を求めていたなら、センターセコンドカラトラバのRef.5226Gや、年次カレンダー・トラベルタイムを搭載したRef.5326Gがまさにうってつけの選択だった。そして今、新たにRef.5328Gが加わる。しかも最小8日間という圧巻のパワーリザーブを備えている。

 新作Ref.6196Pの魅力はよくわかる。ベン(・クライマー)は“ひと世代で最高のカラトラバだ”と評していたし、確かにそのとおりだと思う。多くの人がカラトラバをドレッシーな時計だと考えており、それは99%の場面で正しい。だが、Ref.5328Gがパテックのカラトラバラインに属しているのは承知のうえで、それでも自分はまったく別のものとして捉えている。それは、市場で最もエレガントであり最も高価なフィールドウォッチなのだ。

 フィールドウォッチに大きな防水性は求められていない(もともと水中での使用を想定していないからだ)。だからこそ、パテックが昨年から製品ライン全体に標準採用している30m防水仕様をRef.5328Gが備えていても、ホワイトゴールド製のカラトラバを身につけて泳ぐ人はまずいないだろう。とはいえ、実際にこれをフィールドウォッチとして使う人もほとんどいないに違いない。しかし、それでも自分が思いつくなかで最も近いアナロジーがフィールドウォッチなのだ。

 ブルーダイヤルへの移行も、このモデルをより万能な存在へと進化させている。外に向かって暗くなるグラデーションリム、アプライドのWG製アラビア数字、ホワイトの夜光塗料といった仕様は以前のアンスラサイトダイヤルやイエロートーンの夜光よりも使い勝手がいい。さらにこのモデルの文字盤は、より複雑なカラトラバでありながらも完璧なバランスを実現している。曜日、日付、そして圧巻の8日間(以上)のパワーリザーブを備え、もし1119万円(税込)の時計をフィールドウォッチとして使う覚悟があるなら、これはまさに理想的なハイエンド・フィールドウォッチといえるだろう。

 うまく言葉にしづらいのだが、新しい手巻きCal.31-505 8J PS IRM CI Jの構造には引かれるものがある。ブリッジレイアウトや大きなハーフプレートといった古典的な趣を備えつつ、ジュネーブ・ストライプやしっかりと面取りされた仕上げはきちんと施されており、自社製ムーブメントとしてはなかなか見どころのある外観だ(独立系の仕上げと比べるとやや異なるが、それでも十分魅力的である)。

 このムーブメントには、パテックに期待するような気の利いたディテールが随所に盛り込まれている。曜日・日付の瞬時切り替え、最小8日間パワーリザーブの明確なインジケーター、そして9日目にあたる赤で表示された余力表示などだ。唯一の難点を挙げるとすれば、曜日と日付の調整にスタイラスが必要なこと。そして、年に少なくとも5回は日付の修正を求められる点だろう。



 このケースデザインの開発にまつわるオーラルヒストリーによれば、パテック フィリップのCEOであるティエリー・スターン(Thierry Stern)氏は、前身モデルを含めこれらの時計にクル・ド・パリやホブネイル模様をミドルケース全体に継ぎ目なく施すことを強く望んでいたという。その実現のために、パテックはケースバックのふちに対してラグを“吊る”という構造を採用した。これにより、サファイアケースバックがしっかりと固定される。一般的に見られる溶接式やねじ留め式のラグとはまったく異なるアプローチだ。サイズは直径41mm、厚さ10.52mmで、特に8日間パワーリザーブを考慮するとバランスの取れた装着感が得られるプロポーションといえる。付属するのは、ファブリック調のネイビーブルーカーフストラップと、グレイン加工が施されたトープカラーのストラップ。いずれも、特許取得済みのゴールド製3ブレード・フォールディングクラスプが装備されている。



 正直なところ、自分でもこの議論が少し込み入っていて、いわば“雰囲気”に基づいた感情的なものだという自覚はある。1119万円のカラトラバと8万5800円(ともに税込)のハミルトン カーキ フィールドを比べるなんて、常識的に考えれば無茶な話だ。でも世の中には(あるいは複数人の誰かにとって)それでも意味のある比較になり得るのだ。もしRef.6196Pが新たな“it(イット)”なドレッシーカラトラバなら、なぜ5328Gが日常づかいの相棒になれないと言えるだろうか? 少なくとも、週に1度くらいの特別な日には頼れる存在…次に手に取ったとき、正確な時刻(と日付)を示してくれている、そんな信頼を寄せられる時計なのだから。

ニバダ・グレンヒェン コラボレーションモデル3連発!

ビンテージ ウォッチではお馴染みの ニバダ(ニバダ・グレンヒェン)が数年前に復活し、過去のモデルを安価な価格で蘇らせているのはご存知でしょうか?

ニバダについてはHº M’ S” Watch Storeで確認して頂くとして、今回は3つの新作コラボレーションモデルをご紹介していきます。

Nivada Grenchen × UNDONE

最初のコラボレーションはUNDONE(アンダーン)です。

UNDONE(アンダーン)ご存知ですかね?

安いけどトレンドを抑えたモデルを色々出してる、ポップな感じのウォッチメーカーです。

インスタグラムによく広告が出てきます(フォローしているからかな?)

創業者はマイケル・ヤンさん、香港の方です。

そのアンダーンがコラボレーションに選んだモデルは「パックマン」愛称で有名なデプスマスター。

DEPTHMASTER 1000m Ref 9613 M2401
ミニパネライの愛称でも有名な39mm、1000m防水のビンテージ・ダイバーズウォッチです。

3.6.9がパックマンに見えることから、パックマンのニックネームが付いていますが、確かに見えますね。

 

シャレでそのまま「パックマン」をイメージに落とし込んじゃえってしたのがアンダーンモデル。

 

Nivada Grenchen × UNDONE Depthmaster Pixel Art 39mm 156,200円(税込)。

200本日本限定。

どうですか?

パックマンっぽさは出ていますね。

ネオンイエロー、グリッドパターン文字盤、ピクセル風なインデックスと1000の数字。

 

かと言ってトイ ウォッチではありませんよ。

1000m防水なのでヘリウムガスエスケープバルブもありスペックは遊びじゃありません。

 

パネライみたいなスクリューバックには限定コラボレーションの証が記載されています。

なかなか素敵じゃないですか。

シャレが効いてて面白いデザインですし、日常使いのスペックは充分過ぎます。

39mmと言う小振りなサイズも良いですね、

 

ノーマルの方が好きって方はこちらもどうぞ。

因みにバンダイナムコの許可は取ってないでしょう。

 

Nivada x Revolution & The Rake

 Nivada x Revolution & The Rake Depthmaster “No Barracuda”

2つ目のコラボレーションはレボリューション&ザ・レイクです。

 時計専門サイトのレボリューション、メンズマガジンのザ・レイクとのコラボレーションモデルはIWC、タグホイヤー、ゼニスなど多くのメーカーと行って、それぞれ人気モデルとなっていますね。

 

カバーガールなんてプレミアム価格です。

覚えてますか?

そのRevolution & The Rakeが選んだのもパックマンことデプスマスター。

 

アンダーンとは違い「ダークロード」をイメージした武骨な仕上がりとなっています。

渋いですね。

 

ライスブレスレットとレザーストラップが付属。

スペックは同じ39mm、1000m防水。

価格は990ドル。

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Nivada Grenchenはダイバーズウォッチの分野で長い歴史と誇りを持つブランドであり、デプスマスターはブランドの最も認知されたデザインの1つである。このモデルは、文字盤のフォントが超定型化されており、数字と同様にピクセル化されたゴーストのようであることから、いわゆる「パックマン」と呼ばれ、最も人気のあるバリエーションです。

 

しかし、私たちはただ過去を振り返るだけでなく、自分たちなりのアレンジを加えたいと考えていました。そこで、デプスマスターにタフなDLCコーティングを施し、さらに黒くしました。そして、最もクールで着け心地の良いビーズブレスレットを装着し、夜光塗料を全体に塗布しています。夜光の色は、完璧に注がれたギネスビールのクリーミーな泡にインスパイアされたもので、これを完成させるために十分なフィールドリサーチを行いました。

 

あとは、この獣に名前をつけるだけです。バラクーダは光り輝くものに惹かれるという話からヒントを得て、この完璧にマットなデプスマスターを「No Barracuda」と名付け、カスタムケースバックのエングレーヴィングで正式なものとしました。

 

このモデルはTime+Tideやレボリューションのサイトで販売中。

150本限定です。

 

Nivada Grenchen x Time+Tide x Seconde Seconde

 Nivada Grenchen x Time+Tide x Seconde Seconde Chaosmaster Limited Edition

3つ目のコラボレーションは 時計専門サイト Time+Tideと、ルイ・エラールとのハロウィンコラボレーションでご紹介したカスタム ウォッチカンパニーSeconde/Seconde/とのトリプルコラボレーションです。

 

この面白いヤツですね。

コラボレーションのベースとなったのはクロノマスター アビエーター シー パイロット。

でも、あれ?なんか変だぞ。

 

そうなんです。

 

文字が「逆さ」なんですね。

その名も「Chaosmaster」。

 

9時位置には3種類の絵文字の様な顔が。

目がクルクルしているのが「Swirly」、サングラスが「Smiley」、汗をかいているのが「Sigh of Relief」。各33本限定。1,995ドル。

 

38mmケースにはセリタ SW510 の手巻きクロノグラフムーブメントを搭載、100m防水。

 

面白いけど、ベースが格好良いので、何とかなりますね。

初のパーペチュアルカレンダーモデルが登場!

独立系ブランドを愛する時計愛好家のあいだではその名を知らぬ者はいないが、一般にはまだ広く知られていないブランドがある。それが、日本的な感性でヴィンテージ・スイスの美意識を再解釈するNaoya Hida & Co.だ。

 2018年の創業以来、同ブランドはコンパクトなドレスウォッチのみを、ごく少量ながらていねいに製作してきた。クラシックな意匠を踏襲しながらも、現代的な佇まいを備えたタイムピースは、確かな存在感を放っている。

リシャールミルスーパーコピー時計 激安創業者である飛田直哉氏は、ジャガー・ルクルト、ヴァシュロン・コンスタンタン、ブレゲなどの名門でキャリアを積んだ人物だ。さらにF.P.ジュルヌやラルフ ローレンの時計部門でも実績を重ね、最終的に自身の名を冠したブランドの設立に至った。

 この日をもって、状況は一変する。Naoya Hida & Co.が最新作Type 6で、ブランド初となる本格的なコンプリケーション、すなわち永久カレンダーを搭載したモデルを発表したのだ。

 これまでどおり、ブランドならではのクラシカルなドレスウォッチのプロポーションを踏襲しつつ、Type 6は904Lステンレススティール製ケースに直径37mmというコンパクトなサイズを維持。ケース厚はわずか11.5mmと、複雑機構を備えたモデルとしては十分にスリムに仕上がっている。

 ケースの仕上げにも抜かりはない。段差のある内傾式ベゼルやラグの上面には鏡面仕上げが施され、ケース側面のサテン仕上げと美しいコントラストを描いている。

 ケースの厚みは、短く下向きにカーブしたラグと、巧みにデザインされた立体的なミドルケースによって巧妙に目立たないよう処理されている。ケース右側面にはカレンダー調整用のプッシャーが3ヵ所に配置され、機能性とともに視覚的なアクセントにもなっている。

 そして今回のType 6では、文字盤と3つのインダイヤルに、これまでのジャーマンシルバーに代えて、ブランドとして初めてスターリングシルバーが用いられた。ジャーマンシルバーは使い込むほどに独特の風合いが増す経年変化が魅力だが、スターリングシルバーは変色しにくく、より安定した美しさを長く楽しめる素材である。



 カレンダー表示には、ブルースティールの針が使われており、日付と曜日は優雅なリーフ型、月は先端に丸みを持たせたバトン型の針で示される。うるう年表示には、ポリッシュ仕上げのシルバーディスクが用いられ、そこに配されたひとつの黒いドットが控えめにインジケーターとして機能している。

 時刻表示とカレンダー表示を視覚的に区別するための美しい工夫として、時針と分針には鮮やかな18Kイエローゴールド製のリーフ型針が採用された。特に分針の先端は職人の手によってていねいに曲げられ、分表示のスケールにぴたりと沿うよう調整されている。

 飛田直哉氏は、シルバー、ゴールド、ブルーという色の組み合わせを好み、この洗練されたカラーリングは、ブランドのほかのモデルでも繰り返し用いられてきた。
 手彫りのエングレービングは、Naoya Hida & Co.の時計における大きな特徴のひとつだが、永久カレンダーモデルではその装飾がさらに広がっている。

 ブランドロゴや盛り上がったミニッツスケールといった要素は機械加工によるが、文字盤上のすべての文字情報は、チームのひとりである加納圭介氏によってひとつひとつ手作業で彫り込まれている。これは従来モデルでも見られたローマ数字のアワー表示に加え、日付、曜日、月、うるう年といったカレンダー表示に関するすべての文字が手彫りであることを意味する。

 彫り込まれた文字はすべて、漆の代用として使われる合成カシュー塗料でていねいに埋められている。つまりこのモデルでは、1本の時計に対してはるかに多くのエングレービング作業が施されているのだ。



 Naoya Hida & Co.のこれまでのモデルでは、クラシカルなラウンド型ケースにバルジュー7750をベースキャリバーとして採用するのが通例だったが、Type 6ではこれまでと異なる道を選択した。

 今回のプロジェクトには、複雑機構モジュールの名門デュボア・デプラ、そしてオーストリアのインディペンデントブランド、ハブリング・ツー(Habring²)を率いるリヒャルト&マリア・ハブリング夫妻の協力が加わっている。実は、デュボア・デプラはバルジュー7750向けの永久カレンダーモジュールを製造していない。ところが偶然にも、ハブリング夫妻の自社製キャリバーA11B用には、同モジュールが用意されていたのである。

 Naoya Hida & Co.の時計師、藤田耕介氏がオーストリアにあるハブリング・ツーの工房を訪れ、技術的な検証と調整を重ねた結果、協業は正式にゴーサインを得た。まさに、ていねいな下準備と確かな信頼関係のうえに築かれたパートナーシップである。
 では、ほかの多くのブランドもムーブメントを外部から調達しているなかで、なぜType 6の試みが注目に値するのか。その理由は、単なる仕入れにとどまらず、Naoya Hida & Co.が独自の解釈と再構成を加えているからである。

 具体的には、ハブリング・ツーからはA11Bキャリバーの構成部品を、デュボア・デプラからは永久カレンダーモジュールを調達。そこからさらにブリッジやネジといった主要パーツを独自のものに置き換えることで、スイス、オーストリア、そして日本の技術が融合した完成度の高いムーブメントへと仕上げられているのだ。

 これは、従来のモデルでバルジュー7750に対して施されてきたカスタマイズと同様に、既存の技術に敬意を払いつつ、自らの哲学を反映させるNaoya Hida & Co.らしいアプローチである。

 Naoya Hidaの時計において、実機に触れたときにまず印象に残るのが巻き上げ時の感触である。明るく、軽快で、心地よいクリック音とともに伝わるそのフィーリングは、ヴィンテージキャリバーの巻き味を思わせるよう綿密に設計されたものだ。

 この独特の巻き上げ感を生む要素のひとつが、クリックおよびクリックスプリングのオリジナル設計であり、今回採用されたA11Bムーブメントにもこの設計が引き継がれている。これは、同キャリバーに施された一連のモディファイのなかでも、Naoya Hidaらしさを象徴するディテールのひとつである。
 Cal.3025PCの仕上げは一定の水準にはあるものの、特筆すべき華やかさはない。円状のストライプ装飾は、Naoya Hida & Co.のほかのモデルに見られるバルジュー7750ベースのキャリバーが、ソリッドバックの内側で見せるスタイルと共通している。

 むしろ今回もシースルーバックではなく、裏蓋を閉じた仕様のほうがふさわしかったかもしれない。というのも、ムーブメントの大部分が大きな3/4プレートで覆われており、面取り(アングラージュ)や焼き戻しブルースクリューといった装飾的要素は見られないためである。

 また、Type 6は手巻き式の永久カレンダーモデルであるがゆえに、日常的な扱いにも注意が求められる。毎日巻き上げを欠かすと、日付の表示がすぐにずれてしまうため、精度維持のためにはこまめな手入れが必要となる点も留意すべきポイントである。
 Naoya Hida & Co. Type 6は、Naoya Hidaの公式ウェブサイト、またはThe Armoryを通じた購入申込制にて販売。価格は825万円(税込)に設定されている。

 Type 6は限定モデルではないものの、今後1年間の生産数はおよそ10本程度にとどまる見込みである。

 ブランド公式サイトから注文を希望する場合は、5月19日午前10時から5月22日午前10時(日本時間)までのあいだに公開される申込ページから申し込む必要がある。購入申込が承認された人には、6月中旬以降に連絡が届く予定だ。

 一方、The Armouryを通じて購入を希望する場合は、5月21日から6月15日までのあいだに抽選申込が受け付けられ、当選者にはThe Armouryのスタッフから直接連絡が入ることになっている。

我々が考えること
この時計は実に美しい。そして、その美しさにふさわしく、価格もまた非常に高い。しかし時として、デザインがあまりにも完成されているがゆえに、パーツの積算としての価値をはるかに超え、価格に対する直感的な違和感すら忘れさせてしまうことがある。

 事実、このType 6はブランド史上もっとも高価なステンレススティールモデルである。それでも、時計を手に取ったときの印象は、“高いけれど、納得してしまう”。そんな説得力を持っている。

 結局のところ、高級時計のような“ヴェブレン財(編注;販売されている価格が高いほど、所得が高い層になるほど需要が増すという上級財のこと)”において、購入を後押しする最後の決め手となるのは、卓越したデザイン性なのだと思う。そして、Naoya Hida & Co.の時計には、その美意識がこれでもかというほど込められている。

 数年前、実機に触れる機会があったとき、私は初めてType 2に恋をした。今となってはありきたりな表現に聞こえるかもしれないが、Type 2は、スペックシートだけでは測れない魅力を持つ時計だった。

 もちろん、それを裏づけるように、飛田直哉氏本人が、ディテールの意図や仕上げのこだわりについて熱意たっぷりに語ってくれたことも大きかった。もし彼の説明がなければ、きっと気づかずに通り過ぎてしまっていたであろう細部の数々。そのひとつひとつに宿る哲学を聞いているうちに、自然と引き込まれていったのだ。

 飛田氏はまさに“時計マニア”であり、時計づくりに対するその深い情熱が、すべてのモデルに確かに息づいている。
 ケースやムーブメントの仕上げにもう少し期待してしまうのは無理もない。しかし同時に、本当の意味で注力され、最終的にコストの大部分を占めているのが“文字盤”であることを、つい忘れてしまいがちだ。

 加納圭介氏による手彫りのエングレービングは、本当に見事で、シルバー製ダイヤルに施された彫刻は、精密でありながら無機質には感じさせない温もりを備えている。

 そしてこのType 6では、かつてないほど膨大な文字情報が手作業で彫り込まれており、同ブランドの過去モデルと比べても、加納氏の技巧を最も存分に味わえる一本に仕上がっている。

 確かに、825万円(税込)という価格があれば、ほかのブランドで選べる選択肢は非常に幅広い。しかもこの価格帯では、ほとんどのモデルが貴金属製のケースであることを考えると、なおさらそう感じられるだろう。

 たとえば、プラチナケースのランゲ1の新品が視野に入り、さらに少し予算を上乗せすれば、パテック フィリップの年次カレンダーモデルRef.5396Rといったゴールド製のハイエンドモデルも候補に入ってくる。もしSS製の永久カレンダーにこだわるのであれば、ジャガー・ルクルトのマスター・ウルトラスリム・パーペチュアルカレンダーはType 6の半額近い価格で手に入る。

 さらに忘れてはならないのが、Type 6がオーストリアのハブリング・ツーとの協業によって生まれたモデルであるという点だ。同じハブリング・ツーでは、永久カレンダーとモノプッシャークロノグラフを組み合わせたモデルがType 6の約半額で販売されており、しかも複雑機構はむしろ多いという事実も見逃せない。
 とはいえ、こうした代替候補のどれを取っても、Type 6とはまったく異なるキャラクターの時計であることは間違いない。たしかに、ムーブメントの仕上げやケース素材といった点では、他ブランドのモデルがより“豪華”に見えることもあるかもしれない。だが、Type 6が築いているのは、まったく別の領域、別の価値観に根ざしたニッチなのである。

 言ってしまえば、Naoya Hidaの時計を所有している人たちは、“たった一本の勝負時計”を探しているような層ではない。私が知る限り、このブランドのオーナーたちは、すでに時計収集の“頂”とされるようなモデルを手にしてきた人々ばかりであり、おそらく前述のいずれかの時計をすでに所有しているだろう。

 もしあなたがそうした“到達者”のひとりであるなら、この力強いデザイン、精緻な手仕事、そして限られた者にしか響かないブランド名にこそ、この価格を正当化する価値を見いだせるはずだ。きわめて少量しか作られないという事実も、その希少性に拍車をかけている。

 そして、まだこの小さなオーナーズクラブの外にいる方へ。Type 6という存在が、ただただ美しいオブジェであるということに共感してもらえたら、それだけでもうれしい。

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